Padak Co., Ltd.

3Dプリント

SLA

光造形3Dプリンターの種類の一つでステレオリソグラフィー(Stereolithography、略称SLA、SLなど)です。UV光をレーザービーム状にして照射し、1層ずつ固めていく技術です。 材料はレジン(UV硬化性樹脂)を使用します。 特長は以下になります。
①高精細で滑らかな仕上がり
材料が液体状のUV硬化レジンであり、UVレーザーを照射することでFDM(熱溶解積層法)のような積層跡が目立たない、滑らかな質感が表現できます。また複雑で精密な形も光造形(SLA)3Dプリンターならではの特長です。
②高い寸法精度
例えばFDM(熱溶解積層法)3Dプリンターは、熱可塑性樹脂を使用することから材料の種類では熱収縮によって反ったり、形状が収縮したりします。
しかし光造形(SLA)3Dプリンターでは、樹脂の温度がそこまで高温にならず、液体状という点もあり、熱収縮などの心配はありません。
光造形(SLA)3Dプリンターの代表格ともいえるFormlabsのForm2では、95%で240μm以内の正確さを誇ります。
③等方性
等方性とは、どの方向でも物質的な性能はかわりません。因みに異方性とは、方向によって物質的な性質が変わることを意味します。
光造形(SLA)方式は、UV硬化性樹脂にUV光を照射して一層ずつ積層していきますが層と層の間にグリーン状態と呼ばれる見硬化層ができます。
この中間体ともいえる部分では、前の層と分子レベルで結合しているため、どの方向でも物性が変わりません。また、二次硬化することでこのグリーン層が完全に硬化し、高強度な物性が再現されます。
④複数生産する場合にも優れた特長を発揮
1個造形する場合も、複数造形する場合もプリント時間はあまり変わりません。
これはUV光が高速で照射されるためです。FDM(熱溶解積層法)3Dプリンターであれば、ノズルの動きが加わるため、個数に比例して時間がかかりますが、SLA方式では1.1倍~1.2倍程度に増えるだけです。
そのため、バリエーションデザインや、同時に複数プリントする場合には優れた生産性を発揮します(※DLP方式は面でUV光を照射するため、1個でも複数でもプリント時間は同じです)。
精度:最小の積層ピッチ50μm
最大造形サイズ :700mm (X) × 1400mm (Y) x 400mm (Z)

DLP

光造形3Dプリンターの種類のもう一つでデジタルライトプロセッシング(DLP)といわれ、プロジェクターを使い、面でUV光をあてる造形技術です。
特長は利用した業界最高4K解像度の先進DLPプリンタを使い最小の積層ピッチ16μmに達することができます。産業用3Dプリンターでもトップクラスの造形精度を誇ります。
3Dプリントスペースで最も滑らかな表面仕上げで最高精度の部品を提供できます。
人物の髪の毛など非常に細かな表現が可能のため、精度を求めるパーツやフィギュア原型の用途などにオススメです。
素材が柔らかく表面が滑らかなため、後加工で色を塗装することも可能です。
光硬化樹脂を使用しているためサポート材が必要です。
※原則、サポート材が除去されている状態で納品します。
精度:最小の積層ピッチ10μm
最大造形サイズ 300mm (X) × 168mm (Y) x 300mm (Z)
SLAとの違い点について
①精度
②生産性数に比例して時間がかかりますが、SLA方式では1.1倍~1.2倍程度に増えるだけです。そのため、バリエーションデザインや、同時に複数プリントする場合には優れた生産性を発揮します(※DLP方式は面でUV光を照射するため、1個でも複数でもプリント時間は同じです)。
③値段(リンクを値段設置)

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